中小企業の電子帳簿保存法の実務⑨~帳簿等のデータ保存
2023.12.09 電子帳簿保存法
会計ソフトで作成した帳簿や書類は、紙に印刷しないで電子データのまま保存することができます。
帳簿とは総勘定元帳や仕訳帳などであり、書類とは貸借対照表や損益計算書などの決算書を意味します。
会計ソフトで作成したものが対象です。手書きが含まれていたら対象外になります。
電子保存を行うための要件がいくつかあるのですが、
実務的には、税務調査の際にダウンロードの求めに応じるということがポイントです。
紙で保存していないのですから、税務調査のときには、そのデータを見せないといけないということです。
詳細を知りたいという方は、国税庁ホームページから確認してください。
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/tokusetsu/02.htm
最後に注意点ですが、
過少申告加算税の軽減措置の適用を受けることができる「優良な電子帳簿」という制度があります。
帳簿や書類をデータ保存するためには、優良な電子帳簿でないといけないと勘違いされている方に時々お会いしますが、そうではありません。
会計ソフトで作成した帳簿や決算書のデータ保存は、ほとんどすべての方が簡単にできる便利な制度です。
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